日本でも6月12日に発売されるHUAWEI P40 Pro 5G(海外版)が届きましたのでレビューして行こうかと思います。
なぜこのタイミングで日本正規品を購入しなかったのかというと、P40 Proのカラーバリエーションがブラックとシルバーのみで、僕が気分的にほしかったブルーが発表されなかったからです。ただこれだけの理由で今回はETORENから購入をいたしました。
今回は届いてから4日間じっくりと使用したレビューとなります。
もくじ
Huawei P40 Proの仕様・スペック

Huawei P40 Proの一番の魅力はやはりLEICA監修のカメラでしょう。
50MPメインカメラには、1/1.28型とスマホ界でNo1の大型RYYBセンサーが使用され、超広角レンズでも競合を圧倒する1/1.54型センサーを搭載しています。
これによって、暗闇でもわずかな光を捉え、明るくノイズが乗りにくい理想的なカメラとなっています。望遠レンズではペリスコープ型の光学5倍ズームを搭載し、10倍ハイブリットズーム以降、最大50倍までのデジタルズームに対応。

その他のスペックでは、ディスプレイは120Hzリフレッシュレートには届かないものの、バッテリー持ちとパフォーマンスが保たれている90Hzリフレッシュレートをあえて選び、高精細な441 ppiの四曲面ディスプレイを搭載。
バンドに関しては日本から海外のP40 Proを購入した際でもフルバンド対応と、海外からでも取り寄せたくなるようなスペック・仕様となっています。
スペック表
発売日 | 2020年4月7日 |
OS | Android 10.0 , EMUI 10.1 |
Antutu | 461631点 |
ディスプレイ | 6.58インチ有機ELディスプレイ , 画面占有率91.6% 1200 x 2640 , 441 ppi リフレッシュレート90Hz |
サウンド | 底面×1 , モノラルスピーカー 32-bit/384kHz |
素材 | ガラス , アルミ |
SoC | HiSilicon Kirin 990 5G (7 nm) |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB/256GB/512GB , UFS 3.0 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.1, A2DP, LE |
対応バンド | 3G バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 4G バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 66 / 34 / 38 / 39 / 40 / 41 5G バンド n1 / n3 / n5 / n28 / n38 / n41 / n66 / n77 / n78 / n79 |
アウトカメラ | ・50 MP, f/1.9, 27mm (広角メイン) , 1/1.28センサーサイズ , OIS ・Periscope 12 MP, f/3.4, 135mm (望遠) , 5×光学ズーム , OIS ・40 MP, f/1.8, 18mm (超広角) , 1/1.54センサーサイズ ・TOF 3D(ボケ , 奥行計測) 2160p@30/60fps , 1080p@960fps |
インカメラ | ・32 MP, f/2.2, 26mm (広角) ・IR TOF 3D(ボケ , 生体認証) 2160p@30/60fps ,1080p@30/60fps |
サイズ | 158.2 x 72.6 x 9 mm |
バッテリー | 4200mAh , 有線40W , ワイヤレス充電27W , 逆充電27W |
防水 | IP68 , NMカードスロット |
重量 | 209 g |
価格 | 約12万円 |
付属品

付属品は、本体・保護ケース・保護フィルム(本体貼り付け済み)・USB-C有線イヤホン・充電ケーブル・ACアダプタ・クイックスタートガイドとなります。
同梱物にはマレーシアやシンガポールで使用されるBFタイプの40W急速充電器が入っていますが、そのままでは使用できません。

もし使用するのであればこのような変換アダプタを使用し、自己責任でお願いいたします。
付属品のケースは可もなく不可もなく、標準的なTPU素材のケースとなっています。くにゃくにゃと曲がる材質で、すべり止め効果は高く使用感はいいです。
デザイン
P40 Proの本体サイズは158.2 x 72.6 x 9 mm。今年のフラッグシップ機としては比較的小ぶりで、特に横幅が72.6mmに収まっているのが特徴的です。
美しくかつミニマムにまとまっている筐体を見てください!!

飴玉のように丸くなっている筐体。4面エッジ加工により、正面からはディスプレイ面のみしか確認することができません。ピル型のパンチホールを除けば全面ディスプレイを体感できます。

背面も4面エッジ加工でどこを持っても角が当たらず、持ち心地は最高です。非常になめらかで、かつてこんなスマートフォンを持ったことがないくらいにまで気持ちがいいです。ずっと持っていたい、それぐらい素晴らしいビルド品質です。

左上のパンチホールはやや存在感強め。ピル型で縦が0.6cm、横が1.7cmとなっています。その横には受話スピーカーが搭載され、振動によって音声が伝わる仕組みとなっています。音質に関してはかなりいいです。下手なスピーカーが搭載されているスマートフォンよりも音質は良好。

エッジの仕様は、先月レビューしたOnePlus 8 Proよりも範囲が狭く、非常に操作がしやすいエッジとなっています。横持ちゲームをしていても「このエッジ邪魔」なんてことは一切ないです。また、写真を撮るときにもエッジの範囲が狭いため、意図せぬ映り込みは少ないです。他社のフラッグシップと比べても使用しやすいエッジで、角度のこだわりも感じることができます。

カメラユニットは構造上仕方ないですけども、ちょっと大きめで縦4.3cm、横2.3cmとなっています。厚みはありますがカメラユニットの面積が大きいため、置いての操作でもそこまでカタカタしないです。ただし、本体のカメラユニットがすべりやすいため、ガラスの上に置くとよく滑ります。

底面にシングルスピーカー搭載。モノラルながら力強い音ですが、一基なのでステレオスピーカーと比べると音の広がりは楽しめないです。それでも音質に関してはほどほどに満足できるものとなっています。

素晴らしい持ち心地、持っていて心が落ち着きます。横幅72.6mmで裏表4面エッジ加工の本体は、長時間持っていても重さは感じにくく、疲れにくい造りとなっています。相当考えられた造りで、私がこれまで持ってきたスマートフォンの中で間違いなくトップ3に入るくらいの満足度です。
ディスプレイ
1200×2640有機ELディスプレイは発色に癖がなく、非常にきれいです。ディスプレイの色に関しても正確に表示されていると感じました。セッティングから通常モード(sRGB)と鮮明(DCI-P3)が選択可能です。今回のレビューでは鮮明を使用しています。

リフレッシュレートは90Hzですが60Hzからの移行では体感することができるでしょう。もちろん120Hzに比べると見劣りしますが、バッテリー持ちと滑らかさを考えると90Hzが現状では一番バランスがいいディスプレイだと思っています。
太陽ぴっかーんでの視認性
P40 Proの最高輝度(オート)での見え方はこんな感じです。正直に申しますとちょっと暗いです。けれど普通に使用する分には十分といえます。カメラテストのために外出を行いましたが、ディスプレイが暗くて被写体を確認することができなかったってことはなかったのでご安心ください。
暗闇でのグレー色
輝度0% 輝度20% 輝度75% 輝度100%
高リフレッシュレート(主に120Hz)ディスプレイに見られる色の変化は少なく、どの輝度でも正しい色で表示されています。最低輝度はかなり暗く表示できているので、夜間の使用でも目が痛くなりにくいです。
生かせるコンテンツがないHDR10 +
ディスプレイについては結構ほめてきましたが、ここらへんで残念なポイントを一つ。P40 ProではHDR10 +に対応しています。しかし、Widevine L3レベルなのでNetflixやAmazon PrimeアプリではSDコンテンツしか再生できません。また、GooglePlayストアを基本的には使用することができないので、HDR10 +を発揮する場所がないのが現状です。
カメラ
※このブログでは画像が40%圧縮されています。写真左下のマークについてはつけたりつけなかったりです。気になるのであればダウンロードして解析してください。
※すべて手持ちでの撮影、記載がない場合はオートモード使用、AF(オートフォーカス)利用、jpeg撮って出しです。
ねえ、これ見て!このカメラ暗所でもきちん色が出るよ!
P40 Pro OnePlus 7
これがHUAWEIのみができるスマホ最大のRYYBセンサーの実力です。これを超えるスマートフォンは他にはなく、この暗所の中でもしっかり色を確認することができます。さらに色の下に書かれている文字もはっきり読み取ることができ、ノイズ軽減・手振れのソフトウェア処理も優れていることがわかるはずです。
超広角カメラ(18mm)
P40 Proの超広角カメラは18mmでちょっと狭めとなっていますが、歪みや四隅の色落ちは見られません。うまく補正されていて、色は自然、ダイナミックレンジは広めで文句のない出来です。通常レンズと比べると少し明るさ不足に感じますが、超広角レンズの方が目で見た色に近いです。

影となっている葉っぱの色、光の当たっている葉っぱの色が自然でかつ線が細いです。木の隙間から見える空も白つぶれせずに描写できています。よすみは18mmで抑えていることから歪みや流れは見当たりません。

雲に若干の色かぶりが見られますが気になるほどではありません。欲を言えばもう少し明るく撮れるのが理想ですが、スマホの超広角カメラとして考えるならば、十分すぎる結果です。
メインカメラ(27mm)
全体的に色乗りが良すぎるように感じますが、これはこれでありだと思います。目で見た色って言われるとちょっと微妙かも。超広角レンズと同様に、黒つぶれ、白つぶれしにくい優れたダイナミックレンジです。

この難しい空模様を諧調豊かに表現し、なおかつ葉っぱが黒飛せずに描写できています。この画が出てきたときは思わず叫びました。

どの色も忠実に再現されています。ただこの写真ではちょっと赤が飽和状態にあるかなといった印象です。

こちらも同様で、僕が見た遊具はもっと汚かったです。ほんの少しだけ色が奇麗に補正されています。木の質感は超いいです。

これは森で撮った一枚。ディティールが保たれていて、素晴らしい解像感なのですが、葉っぱを色鮮やかに補正しすぎているように感じます。

こちらは夜にオートで撮った写真。雲に若干の色かぶりが見られますが、明るさは十分できれいに撮れています。
望遠カメラ
今回撮影したのは北海道で日が昇る5分前のアワー帯となっています。いい光が出ていなかったので解像感と手振れが心配でしたがばっちりです。作例をご覧ください。
光学5倍ズーム(135mm)

135mmはほとんど劣化がなく、一眼レンズでも使用される光学式ズームとなります。超広角(f1.8)・メインカメラ(f1.9)と比べるとf3.4と少しくらいですが、時計の秒針まで撮れています。手振れもソフトウェアで修正されているので失敗することはなかったです。
ハイブリットズーム10倍(269mm)

劣化が少ないハイブリットズーム使用時の写真ですが、5倍と比べるとやっぱり画質は落ちます。ですが秒針までしっかり撮影することができているのが確認できます。
デジタルズーム50倍(1346mm)

流石にデジタルズーム50倍まで行くと画質は落ちますが、文字は読み取ることができるレベルです。本当は秒針を画角に収めたかったのですが手振れで思うように画角が決まらず、この画になっています。でも息はしてないですし、肩で抑えているのでブレはないはずです。

本気で構えて撮らないとこういう画像になります。50倍は扱いが難しいです。鳥とかの動き物を追いかけるのも無理だと思った方がいいです。
ちなみにP40 Proは18mm-27mm-135mmという画角でつながれていますが、その間のズームでは画質低下が本当にちょっとだけ起こります。普通に使う分には絶対に気にならないですけどね。
超広角カメラとメインカメラ比較
記事書いてて気になったので、超広角カメラとメインカメラで撮った画像を並べておきます。やはり全体的にメインカメラの方が明るいです。けれど、雰囲気が自然なのは超広角カメラです。色乗りがいいのはメインカメラです。好みが好き嫌い分かれる部分ではあります。
超広角 メイン
超広角 メイン
超広角 メイン
超広角 メイン
空の色メインカメラはPLフィルター使用時のように色鮮やかに描写されています。それに比べて超広角カメラは記憶色のニコン一眼レフのように描写されています。この一枚は好みが別れそうなところです。SNS映えするのはメインカメラのような気がします。
インカメラ
作例は載せませんが大量に撮りました。作例のすべてに当てはまるんですけど、ダイナミックレンジがスマホのインカメラとは思えないほど広いです。ほとんどの状況下で黒つぶれや白つぶれはないです。また、手振れはしますが、ソフトウェアがうまく処理しますので、ある程度の手振れは大丈夫です。
メインカメラボケ
メインカメラはf/1.9の大型センサーのおかげでスマホカメラとは思えないボケを実現しています。ボケは滑らかで、撮影中は特に目立った悪い点は見当たらなかったです。きれいなボケで被写体をくっきり際立たせることが可能です。
アパーチャモード(絞り変更)
f2.4 f3.2
アパーチャモードでは絞りの変更・ピントの変更ができます。写真を撮った後からでも変更することができ、f0.95の最高にボケが効いた写真からf16の写真全面にピントが当たった状態にも変更が可能です。ボケの質はちょっとデジタル処理っぽさを感じるものの、ボケへの移行はスムーズで、SNSやブログにアップロードするならこれでいいかなと思うような質となっています。本当に楽しい機能で実用的なので、是非試してもらいたいです。
フレア・ゴースト・モアレ
フレア ゴースト モアレ
フレアの耐性には驚きました。太陽に向けて写真をとってもこれで済んでいます。ちょっと気になったのがゴーストへの耐性で、この角度から光を入れると確実に写り込みます。こんなショット撮ることはないでしょうが、発生するとこんな感じになります。モアレに関しても仕方がない部分ですね。布や編み物などをショットする際にはちょっと注意した方がいいかもです。
カメラでここだけ少し不満
撮影後に撮った写真を処理するわけですが、この処理が結構遅いです。被写体や状況で処理時間は変わってきますが、撮ってブレ等の確認をする際にイライラすることも少なくありません。こんなこと言ってますが、スマートフォンである以上、仕方がないことなので受け入れています。それに加工時間に見合う写真が出来上がってきますしね!
パフォーマンス(カーネルバージョン 4.14.116)
パフォーマンスについても4日間使用してみて何一つ不満がないです。SoCに使用されているKirin 990はレスポンスもよく、ソフトウェアとの相性もばっちり。
突っ込みどころがなさすぎるので今回はAntutuを3回まわして、スコア低下と温度の上昇をみてみました。

1回目は非常にグラフィックがなめらかに描写され、CPUスコア、GPUスコアともに高レベルものとなっています。Antutuトータルスコアが460000点なのでスナップドラゴン855くらいのレベルです。

2回目はCPUスコアが大幅に落ちているのが確認できると思います。

3回目はCPUスコアはそのままに、GPUスコアがガッツリ落ちてきているのが確認できます。ここまで落ちると本当に重い3Dゴテゴテのゲームだとパフォーマンスに不満を抱くかもしれません。
回数 | 温度 | 総合 | CPU | GPU |
---|---|---|---|---|
スタート時 | 30℃ | |||
1回目 | 37.5℃ | 461631 | 133153 | 163231 |
2回目 | 37.5℃ | 406726 | 89943 | 161107 |
3回目 | 36.8℃ | 368900 | 89806 | 135747 |
一方、温度の方はこんな感じです。スコアと照らし合わせてみてください。温度は37.5℃が天井でその後はCPUを下げ、GPUを下げているのが分かるはずです。
個人的な感想ですが、ある程度の本体温度(P40 Proの場合だと37.5℃)まで行くと、クロック数を下げて、調整しているのだと思います。少し前にHUAWEI 5ZもAntutuを5回まわして温度とスコアを図りましたけど、同様の結果となっています。熱くなりすぎるのは本体にもバッテリーにもよくないですが、40℃近くまで行ってそこら辺をキープできる端末が僕の理想です。
※この結果は国や地域、バージョンによって変わってきますので参考程度にお願いいたします。
ソフトウェア・OS
以前のEMUIはごちゃごちゃしていて設定項目が多く、古臭いイメージでしたが今は違います。スマートで使いやすく、シンプルなんだけれども設定項目多めの洗練されたOSとなっていました。
プリインストールアプリ
プリインストールアプリはちょっと多めですが、システムアプリ以外は消すことが可能です。邪魔なものはアンインストールでき、自分だけのAndroidを作ることができます。
Always On Display(常時表示)あります
SAMSUNGやXiaomi、OPPOで搭載されている常時表示もしっかり対応されています。有機ELの黒では発光しない特徴を生かし、画面オフ時でも時計・通知・バッテリー残量を確認することができます。P40 Proの常時表示は少しだけバッテリー消費量が上がるだけで、省電力性に優れていると感じました。
カメラUI
これ見てください。カメラアプリのどのモードでも水準器が搭載されているんです。ビデオでも使用可能で、傾きを感知することができます。また、ビデオ撮影時でも画角の変更が可能となっています。
サウンド
HUAWEI P40 Pro モノラルスピーカー
OnePlus 7 ステレオスピーカー(ドルビーアトモス対応)
音質は完全にステレオスピーカーの方が優れていますが、P40 Proもモノラルスピーカーとしては優秀です。音も大きく、高音域・中音域もきちんとでています。ただ、スピーカーが一基ということで音の広がりが乏しいです。そして高音域がもうちょっとって感じがします。
バッテリー持ち(SOT)
使用2日目、100~18%までのスクリーンオンタイム(SoT)です。
— paa@趣味ガジェットブログ (@parar1919) June 6, 2020
リフレッシュレート90Hz、2640×1200、ダークモード、AODオフ、BT・WiFi・GPS常時
十分すぎますね。初回でハードにカメラやベンチマークアプリ、ゲームをしたはずですが、全く効きません。
優秀な…カメラです。 pic.twitter.com/8cAOkxzc0r
バッテリー持ちに関しては流石ファーウェイ機といったところでしょうか。
こちらは別日でのスクリーンオンタイムです。バッテリーは100%から10%までの数値です。使用状況はリフレッシュレート90Hz、2640×1200固定、ダークモード、AODオフ、GMSなし、BT・WiFi・GPS常時接続で7時間37分の使用となっています。本体起動時間は17時間で俗にいうDeepスリープにもきっちり入っていることわかるとはずです。
本当にバッテリー持ちはいいです。Kirin990の省電力性、Googleサービスが一切入らない状態なので出せる数値だと思いました。
純正ワイヤレスチャージャー
27wワイヤレスチャージャーは適当に置いても反応してくれる。 pic.twitter.com/5HoGWQygcy
— paa@趣味ガジェットブログ (@parar1919) June 5, 2020
純正ワイヤレスチャージャーの使い勝手はかなり良好です。27W急速充電が可能なので、1時間とちょっとくらいで満充電となります。きわどいところ置いてもきちんと認識してくれるし、金属類に反応しない安心設計となっています。
P40 Proを購入されるのであればこちらも一緒に購入した方がいいのではないかと思うくらい気に入っています。ここはケチらない方がいいです。
生体認証
指紋認証
HUAWEIの画面内指紋認証はスマートフォン業界でもダントツだと思っています。速度も速く、指の位置が多少ずれていようともしっかり反応してくれます。
顔認証
P40 ProのインカメラにはTOF 3Dセンサーが搭載されています。これによって日中はもちろんのこと、暗闇でも顔認証でロック解除が可能となっています。これを体感するとこれなしでは生きていけないってくらい快適なんです。
GMSがないならHUAWEIを信じて楽しもうよ
アメリカの制裁でGMS(グーグルモバイルサービス)が周知の事実だと思います。もちろんこのP40 ProでもGMSは使えない仕様となっています。GMSが使えないとGooglePlayストアからのアプリのインストール、連絡先・カレンダーの同期までもが使用不可となりますので、Android端末から乗り換えの人はバックアップの方で対応してください。
ここからは完全に個人的な考えですが、Googleサービスが一切使えなくなってしまった今、Huaweiを楽しめばいいんじゃないかと思っています。
現在のHuaewiは、サービスを日本でどこまで広げられるかわからない状態ですが、少なくとも日本の製品ラインナップを見ていただければその本気さはわかると思います。日本でのイメージは完全に傾いている状態のなか、赤字覚悟で挑戦してきているメーカーを評価せざるを得ないです。
Googleなしの状態でどこまで独自サービスが広がっていくのか、それを楽しむのが今後のHuawei端末の面白さでもあると思っています。だって、Googleだけの世界なんて見たくないじゃないですか、ガジェット好きなら選択肢が多い方が面白いじゃん!もっと前向きに、素晴らしいものを楽しもうよ!って思考です。
ポイント
いい点
- 持ちやすく美しい筐体デザイン
- 考え抜かれたカメラUI
- 暗所で力を発揮するスマホ最大のRYYBセンサー
- どんな条件でも安定しているホワイトバランス
- 他の追従を許さないカメラソフトウェア
- モノラルスピーカーでも十分な音質
- 生体認証の精度と速度
- 優れたバッテリー
悪い点
- カメラ撮影後のソフトウェア処理の時間が長い
- 超広角カメラとメインカメラの色の違い
- 超広角カメラの画角が18mmと少し狭い
- 超広角カメラの若干の光量不足
- ディスプレイの最高輝度(オート)が物足りない
Huawei P40 Pro まとめ

Huawei P40 Proはかなり高レベルなスマートフォンです。特に筐体デザイン・カメラでは今のところライバルがいないくらい快適です。
LEICA監修のカメラはやはり強力で、暗所でもノイズ・手振れ・明るさを気にしなくていいです。適当にバシバシとってもソフトウェアが理想に近い形にまで処理してくれます。
悪い点もいくらか挙げましたが、重箱のすみをつっつくようなもので、ほとんど弱点がないスマートフォンです。もちろんGMSが使えないということがネックとなるはずですが、カメラとしての使用でも十分楽しめるはずです。また、HUAWEIもAppGalleryに主要のアプリを用意するとも言ってますし、現にLineもあります。Googleにこだわりがない人ならば使っていけそうな感じではあります。
カメラ性能を大切にする方、HUAWEIのサービス拡大に期待している方、そこまでスマートフォンに興味はないけど最高性能の端末がほしい方に触ってもらいたい端末です。
※保証は購入国でしか受けられません。日本発売された今、海外からの購入はよほどの理由がない限りおすすめいたしません。安いけどね!
Huawei P40 Pro関連のYouTube
開封から僕が好きなセッティングを行う動画です。梱包の様子や最新EMUIの雰囲気が確認できると思います。
SpigenとPDA工房の画面保護、カメラ保護フィルムを開封して、納得のいく品物を選び抜く動画です。結論から申しますとディスプレイの保護には液体保護、カメラユニットはSpigenのガラスフィルムをおすすめいたします。
Antutuを3回まわして、パフォーマンスと熱を測定する動画です。
GMS導入はこちらを参考にしてください。
